今日は雑節の一つで、二十四節季の「立春」を起算日として210日にあたる日を「二百十日」と呼びます。
「二百十日」のこの時期は稲の開花期にあたる上に、台風の襲来する季節とも一致します。
そのため昔から農家では、「二百十日」と「二百二十日」を災難が起こる「厄日」として警戒しているそうです。
「二百十日」と「二百二十日」は台風が襲来することの多い「特異日」ともされていますが、
統計的に見ては、決して最も台風の修襲来が多い訳ではないそうです。
「二百十日」が暦に記載されるようになったのは比較的に新しいとされていますが、江戸時代初期以後の事になります。
暦上に記載したのも、農家に対して注意喚起を促す事が目的となっていました。
またこの頃には風害等を免れるよう祈願し、各地の神社等で、風祭や風鎮祭などが行われていたそうです。
先週末にかけて日本近海ではトリプル台風が発生していましたが、今は台風12号が沖縄に接近するとされています。
石川では今のところ影響はないですが、今後勢力の強い台風が来た時に慌てないように、対策等見直してみてはいかがでしょうか?