京都大学の研究です。
「カエルに睨まれたヘビ」とはヘビにロックオンされて動けなくなったカエルの様子から
身がすくみ逃げることも立ち向かうこともできないことを例える表現があろますが、
実はその元となったヘビに睨まれたカエルは、決してヘビが怖くて動けなのではなく
逃げるためにじっとしている戦略だったことが、京都大学の研究チームによって
わかったそうです。
このチームはヘビの前にカエルを置き、ヘビが噛みつく動きとカエルが跳んで逃げる動きをビデオで
撮影し分析したところ、カエルはいったん跳びあがると着地するまで空中で方向を変えることができず
ヘビより先に動き出すと動きを読まれて空中で捕まりやすいことがわかりました。
ヘビも噛みつくために跳びかかると途中で進路を変えることができないため、
カエルがヘビの動きを見極めて違う方向に跳ねると逃げおおせることも判明したそうです。
それにしても大学の研究チームって面白いものを調べているもんだなと感心します。
すべての研究には目的があり、それらは社会に役立つものですが、
このカエルとヘビの研究が今後どんな形で私たちの生活に貢献するのかたのしみです。