3/18から日本の「雑節」にあたる「彼岸」になります。
仏教に由来する行事とされ、今月の「春の彼岸」と9月の「秋の彼岸」があります。
彼岸は二十四節季の「春分」と「秋分」を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のことを指します。
この期間に行う行事を「彼岸会」と呼び、一般的にはこの期間に「お墓参り」をする風習があります。
中日にあたる春分や秋分は先祖に感謝する日とされ、
残る6日は悟りの境地に達するために必要な6つの修行徳目「六波羅蜜」と呼ばれる事を1つずつ修める日とされているそうです。
彼岸は仏教行事に由来するものですが、インドや中国の仏教にはなく、日本発症の文化とされています。
歴史的には806年に日本出初めて仏教行事として彼岸会が行われたそうです。
民俗学では、彼岸は元は日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源と推定されており、
「彼岸」という言葉の由来は、豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉「日の願い」から「日願」となり、
のちに仏教用語の「彼岸」と結びついたとされています。
明日から彼岸入りしますので、皆さんもご先祖様に感謝し、お墓参りしてみてはいかがでしょうか。