岡山県浅口市鴨方町、円珠院というお寺に保存されている「人魚のミイラ」をご存じでしょうか?
この「人魚のミイラ」を科学的に分析している倉敷市の倉敷芸術大学が、このミイラについての中間発表を行いました。
このミイラの頭部には歯があり、手には爪、下半身には鱗がついているとされています。
中間発表では、ミイラから抜け落ちた体毛を分析したところ、表面に人間や他の哺乳類と同じようにキューティクルがあると判明しました。
また、魚類の特徴である鱗が当初は下半身にだけ見られていましたが、腕や肩、首など上半身にも確認されました。
X線CT撮影等による調査では、首と背びれに金属の針が刺さっていることが判明されました。
大学の研究チームは今後、ミイラの組織片のDNA解析や民俗学の専門家を加えての詳しい調査を行い、
2022年の9月には、最終の結果がまとまるとされています。
「人魚伝説」を解明を楽しみにしたいと思います。