NTTが発行する50音別電話帳(ハローページ)が2012年10月以降の
最終版をもって終了することになったというニュースがありました。
その理由を、携帯電話やインターネット等の固定電話の代替え手段の
普及、通話アプリやSNS等のコミュニケーションツールの多様化、
個人情報保護に関する社会的意識が高まり配布数、掲載数が大きく
減少したためとしていますが、すべての要因が納得できるものばかりで
時代の流れを感じます。
考えてみれば昭和の時代の電話帳は日本中の家庭用電話の番号を
網羅していました。そこにはなんと番号だけではなく住所まで載っていました。
ですから名前と大まかな住所さえわかれば電話番号だけでなく住んでるところさえも
特定でき、それが万人の目にする電話帳で可能なのですから、個人情報も
何のあったものではありません。
随分と呑気な時代だったなと思います。
もし現代のオレオレ詐欺の集団がその時代にいたら、
さぞかしやりたい放題だったとぞっとしますね。