「断熱材の有無によるエアコンの効果」
高断熱・高気密にした住宅としていない住宅の暖房効率ですが
外気温度5℃の時、エアコンを使用して室内を20℃まで暖めるために
要する時間は、断熱材のある部屋では25分、ない部屋では
4倍の100分が必要でした。
実際の住宅では、季節や隙間風の有無、家具の設置場所
などで違いが生じる場合もある。
高断熱・高気密にした住宅は、エネルギー効率の良さが、断熱・
気密性の低い住宅では、その悪さがはっきりとあらわれた。
今までの住宅は日当たりの良い南向きの住宅が
快適で良いとされてきた。
しかし、現在、快適性の向上とともに、省エネルギーの
両立が求められている。
住宅には断熱性や気密性、日射遮蔽、そして計画換気を
施すことで、夏は外の熱気を室内に入り込ませず、
冬は室内の暖かい空気を外に逃がさず、どこの部屋の
温度もほぼ一定となることが求められる。
省エネ住宅のポイントとなる住宅躯体・開口部を見直したい。
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