この度、S社 ガレージ棟 新築工事を担当することになりました。
12月14日に地鎮祭をさせていただき、15日から着工しております。
現在は掘削が終わり、基礎下の地盤改良(表層改良)を行ってます。
バックホウでセメント系固化材と土を撹拌している状況です。
ここで、これから家を建てようと思っている皆様のために地盤改良・地盤調査について少し語りたいと思います。
建物を建てようとしている敷地に必要な地耐力がなかった場合、地盤改良という方法で必要な地耐力を確保します。
地盤改良には大きく分けて2つの方法があります。
①表層改良
②柱状改良
今回は①の表層改良について話します。
表層改良とは地盤の土にセメントを混ぜて、地盤を強固にする工事のことです。
表層改良の長所は、大きな重機などを搬入しないで比較的手間をかけずに改良が出来るところでしょうか。
短所もあります。
そのひとつは、あまり深い場所までは改良できないところです。
たとえば、地盤調査の結果 ぐじゅぐじゅな地盤が5mくらいあるときなど、表層改良を採用するのは難しいです。
もし深さ1mまで表層改良したとしても、その下の地盤が ぐじゅぐじゅなんですから・・・
柱状改良にも長所・短所が有り、どちらが優れているかは一概には言えません。
よって建築物を建てる際は地盤調査を行いどのような地盤改良が適切か判断しなくてはなりません。
住宅は一生に一度の大きな大きな買い物です。
どんなにいい建物でも地盤が軟弱では何の意味もありません。
しっかりと足元を固めて、いい住宅を建ててください。