明日3月5日は、二十四節季の三番目にあたる「啓蟄」になります。
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度の時にあたり、だいたい3月5日ごろになります。
「啓蟄」の「啓」には「ひらく、開放する」という意味があり、「蟄」には「虫が土の中に隠れる、閉じこもる」という意味があり、
大地が温まり、冬眠していた虫達が春の陽気に誘われ、地中からでてくることを指しているそうです。
江戸時代の暦の解説書「こよみ便覧」というものには、「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と、
記されているほど昔から言われています。
また、柳の若芽が芽吹き、蕗の薹の花が咲くころとしての目安にもなっています。