生活保護費を不正受給したとして、埼玉県の72歳のアルバイト男性を
逮捕したというニュースを見ました。
なんでも男は2013年5月から14年6月迄の間、運転手のアルバイトで
約120万相当の収入がありながら、その事実を隠し14回にわたって
福祉施設から生活保護費計約168万をだまし取ったとありました。
当然犯罪ですので罪は罪ですが、動機が「もう少し楽な暮らしが
したかった」という供述には考えさせられます。
男が住む埼玉県では生活保護で受け取れる金額は毎月12円ほどですが、
バイトで9万円ほど稼いでいた彼が、もし正直に申告していたら収入分が
減額され3万円になるようです。
ようは、男は働いても働かなくても手にする収入は変わらなかったのです。
何のための詐欺かわかりません。
場合によっては保護の認定を受けると医療費もタダになるので
更に得な気がします。
週刊誌なんかで不正受給を仕事をせず暮らしているなんて読んだことが
ありますが、こういうことかと考えさせられました。